今年もたくさんの「 美味しい 」をありがとうございました
- 代表取締役の上野くん

- 11月21日
- 読了時間: 4分
都市農業フェスティバルを終えて——
Whyから始まる地域とのつながり
全国都市農業フェスティバル2025の2日間の出店が無事に終了しました。
会場へ足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

長芋フライドポテト、日本酒、自家製ドリンクを楽しんでくださった方々から「美味しかった!」「今年も楽しみにしてたよ!」という言葉をいただき、私たちにとって何よりの励みになりました。今年も、練馬区の農の魅力を多くの方に届ける機会になったことを嬉しく思います。
なぜ 「 都市農業フェスティバル 」 に参加するのか——Whyから始める重要性
私たちは今回、「なぜこのイベントに参加するのか?」というWhy(目的)を改めて見つめ直しました。
世界的に有名なサイモン・シネックのTEDスピーチ「Whyから始めよ」では、企業は What(何をするか) や How(どうやるか) に意識が向きがちだが、お客様の心を動かすのは Why(なぜそれをやるのか) だと語られています。
これは飲食店にも同じことが言えます。
何を売るかではなく、なぜそれを提供するのか
どう調理するかではなく、どんな想いを届けたいのか
この「Why」こそが、企業のパーパス(存在意義)そのものになります。
今の時代、企業が社会にとってどんな意味を持つのかがますます問われるようになりました。
私たちのWhy —— 「練馬の魅力を伝えるために」
DONNTOが都市農業フェスティバルに参加する理由はひとつ。
「練馬区の魅力を伝えたい」「地域の力になりたい」
お店の売上ではなく、地域の農家さんを知っていただき、練馬の農が持つ力を「 食 」を通して広げることこそが、私たちにとっての目的です。
地元練馬の長芋がどれほど美味しく、どれほど誇れるものか。地域のイベントに参加することで、それを伝える場がつくられます。
これは、私たちの「 Why 」=パーパスそのものです。
家族と仲間がつくった、かけがえのない2日間
今年は特別な瞬間もありました。
●弟の哲久と15年ぶりに同じ現場で働いたこと
昔から一緒に店づくりをしてきた弟と、久しぶりに肩を並べて働きながら、「これからどんなお店をつくっていくのか」そんな話をたくさんすることができました。
家族として、仲間として、とても大切な時間でした。
私は、お店が大変だった時期の1年半は毎日現場に立っていましたが、その後は営業を弟に任せ、経営の仕事を中心に動いています。
ただ「経営」といっても一般的なイメージとは違い、会社の規模も小さいので、約30名分のシフト作成、毎日のおすすめメニュー更新、InstagramやLINE公式アカウントなどのSNS発信、ホームページや食べログ・ホットペッパーの管理、メニュー作成、給与計算や仕入れの振込、各種会議や意思決定など、現場を支えるための業務を幅広く担っています。
現場に毎日立つことはなくなりましたが、お店の未来をつくる仕事はむしろ増えています。そして現場を守ってくれている仲間がいるからこそ、私はその仕事に集中することができています。(また私はDONNTOの経営を行いながら違う仕事(家業)もしています)
●妻・娘・息子も手伝ってくれたこと
家族がそばにいてくれる温かさは、言葉にできないほど大きな支えでした。
●朝早くから準備をした仲間たち
現場に立ってくれたスタッフはもちろん、今回現場に出られなかったスタッフがいつもお店を守ってくれているからこそ、こうしたイベントに参加できます。全員の支えがあって初めて形になった2日間でした。
Whyがあるから、行動に意味が生まれる
今回改めて感じたことがあります。
Whyがあると、行動に迷いがなくなり、仕事が「 貢献 」に変わる。
「なぜそのビジネスをやるのか」が明確な企業が評価される時代。
私たちも「練馬の良さを伝え、地域に貢献する飲食店」というパーパスをもっと深く磨いていきたいと思います。
最後に
都市農業フェスティバル2025に関わってくださったすべての方、そして応援してくださった皆さまに心より感謝申し上げます。
これからも、地域に根ざし、練馬の魅力を食を通して伝える店をつくり続けていきます。
お店でもまた、皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。


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